
月経前は便秘や食欲増進などの不調がよくおこりますが、胃痛や食欲低下に悩まされる方も結構いらっしゃいます。中国医学では木火土金水の五行で人体の生理を把握しますが、木は血をつかさどるため月経と深い繋がりがあります。また土は消化吸収をつかさどるため胃腸と深い繋がりをもっています。黄体期に入って月経が近くなると、胞絡と呼ばれる生殖器系に血と陽気が集まることで木の機能を亢進させます。すると、ちょうど樹木が大地から栄養を吸収するように、肥大化した木の作用が土の作用を吸いっとって弱らせてしまいます。そのため胃腸の蠕動運動や消化吸収が低下して胃痛や食欲低下が生じるわけです。漢方では柴胡、枳実、川芎、香附子、木香などの辛味を用いて木の緊張を緩和させるとともに、山梔子、牡丹皮、黄芩などを用いて木の熱を冷まし、茯苓、白朮、人参、甘草などで土の栄養を補給します。ただし木と土の関係以外にも月経前の胃腸の不調を生じる原因はたくさんありますので、お悩みの方は気軽にトカゲ堂医院までお問い合わせ下さい。