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更年期の寝汗と漢方

更年期になると寝汗を訴える方が多くいらっしゃいます。ひどくなると、夜間に数回起きてパジャマを着替えなければならない場合もあります。この寝汗を中国医学的に考えるときは、衛気と呼ばれるエネルギーが重要になります。衛気は日中は体表をめぐって皮膚のバリア作用を助けたり、手足の活動の原動力となりますが、活動を必要としない睡眠時は体の深部に入って鎮静を助けます。そのため、もともと更年期にともなう年齢的、精神的、生活習慣的な不調によって体の深部に熱がこもっていると、睡眠時に体内に入った衛気が深部の熱と合わさって増幅されます。そして過剰になった熱が体外に漏れ出す時に寝汗が出るのです。深部に熱がこもる原因は様々ですが、漢方では主に生地黄、玄参、天門冬、地骨皮、土鼈甲、知母、黄柏、旱蓮草などを用いて熱を冷却して発汗を抑えます。ただし体質別に組み合わせを調整する必要がありますので寝汗でお悩みの方はトカゲ堂医院にご相談ください。