こんな症状の方はご相談ください

 漢方医学はあなたの病気を引き起こすことになった原因を治療することに重点をおいています。したがって西洋医学では治療困難な病気に対しても治療法を導きだして、症状を改善させることが多くの場合で可能です。あなたの体の状態が正常な方向へ向かうよう一生懸命お手伝いさせていただきます。ここからは当院で相談されることの多い症状を簡単に説明していきます。

 


婦人科疾患

  • 更年期にともなうのぼせ、動悸、不眠、発汗などの不定愁訴は、漢方医学によってそれぞれの体質に応じた治療をおこなうことで劇的な改善が期待できます。
  • 月経前症候群(イライラ、気分の落ち込み、頭痛、肩こり、胃痛、便秘、浮腫、胸の張り、過食など)、月経不順(生理不順)、月経痛(生理痛)などの女性特有の疾患は、杓子定規な治療ではなく、それぞれの症状に対する漢方医学的な原因を見つけて治療を行います。
  • 婦人科で不妊治療中の方でも当院の漢方薬は併用することが可能です。
  • 当院は漢方婦人科ですので西洋薬によるホルモン療法や、内診、経膣エコーや検査は行っておりません。陰部の診察や画像診断を希望される方は婦人科の受診をお願いします。

痛みやしびれ

  • 神経障害による痛みには漢方薬や鍼灸をもちいて神経細胞を再生させることで個人差はありますが症状を改善させることが多くの場合で可能です。
  • 発症してから長時間経過してしまったしびれを改善させるのは困難ですが、数ヶ月以内であれば改善が大いに期待できます。
  • 変形性膝関節症による膝の痛みや関節に貯まった水などに対しては注射をすることなく治療することができます。
  • 肩関節周囲炎(五十肩)、頸肩腕症候群(肩こり)、腰痛などさまざまな痛みに対応しております。
  • 重度の脊柱管狭窄症、すべり症、顔面神経痛は治療が困難な場合があります。

胃腸の不調

  • 胃腸の不調に対して、西洋薬は主に整腸剤や制酸剤などで対応しますが、胃腸の機能の低下に対してはなかなかよい薬がないのが現状です。そのため最近は消化器専門の先生方も漢方薬をよく処方するようになってきました。
  • 漢方薬は体質に応じて薬の調合を調整することで、胃痛、胃の重たさ、おなかの張り、食欲低下、下痢、便秘、口の苦味などのさまざまな胃腸の不調に高い効果を発揮します。またストレス性の胃炎に対してはストレスの緩和と胃腸の治療を同時に行うことで、できるだけ再発を防ぐよう配慮した治療をおこないます。

耳鼻の疾患

  • 花粉症や年々増加する黄砂によるアレルギーはあなたの日常生活を妨げますが、漢方薬や鍼灸は症状を軽減するのに効果的です。
  • 発症してからある程度時間が経過してしまった耳鳴りを改善させるのはなかなか困難ですが、めまいやふらつきなどは漢方や鍼灸により劇的に症状が改善することがあります

皮膚疾患

  • アトピーや加齢にともなう皮膚のかゆみは体質にあわせた漢方薬を服用することで個人差はありますが改善が期待できます。また症状に応じて西洋医学の内服薬や外用薬も処方いたします。

生活習慣病

  • 糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、体質にあった食生活の改善をすることがまず必要ですが、西洋薬にくわえて漢方薬を併用することで治療効果を高めることができます。また当院で西洋薬の管理と処方をすることも可能ですので気軽にご相談ください。

自己免疫疾患

  • 自己免疫性の疾患は多くの場合、さまざまな症状と長期にわたりつきあっていくことが必要となりますが、厳密に調合された漢方薬を服用すれば多くの場合で大半の症状を改善させることが可能です。

  • 当院では労災や交通事故の診療は行っておりません。
  • 自律神経の失調が強い場合は精神科の受診をお願いいたします。
  • 腎機能の低下に対する治療は行なっておりません。